こだわり1 手作り

探究心旺盛にできる限り手作りを貫く

「できる限り納得できるものを、自分たちで作りたいという思いがあります。醤油や味噌も手作りしたいくらい」と上村シェフ。バジルやパセリのソース、オイルをはじめ、デザートに添えるチョコレートやビスケット、パウンドケーキもオリジナルレシピで作る。オフシーズンには積極的に海外に赴きメニュー構築に時間を費やす。

  • さくらんぼ・サミットのソルベ。バニラビーンズを入れて焼いたビスケットをパティシエールとクリームシャンティでまとめて敷いている。チョコレートは2種類を作り、まるで芳醇な大地を思わせるように散りばめ、ブラックペッパーを軽く振って完成。食感が楽しい。

  • ランチとディナーの前に焼き上げる大きなパンは、切り分けて提供する。季節によりレシピを変え、食材との相性を考慮している。キッチンには焼き上がりの香りが漂い、食欲を誘う。若いスタッフにもいろいろな経験を積ませたいという思いが強く、厨房を離れてレストラン巡りにも出向く。

こだわり2 創作フレンチ

「KAMIMURA」流・現代フレンチ

完熟のトマト・アイコのガスパチョは、鮮やかな色合いに食欲をかき立てられる。きゅうりのソルベと共に爽やかに味わい、日本のハーブ、ミツバやムラメを細かく千切りにしてあえることで、涼やかさが口に広がる。フレンチの概念を越えた美しく、優しい一品。

  • サニーショコラというネーミングのトウモロコシのピュレは、期待を裏切らない濃厚な甘みが衝撃的だ。西京味噌と合わせて凍らせたフォアグラのテリーヌは、まるでチョコレートのような食感。驚きと感動の前菜からコースが始まる。

  • ロングパスタ・カッペリーニの冷製は、カリフラワーのピュレでいただく。数の子と北海シマエビをあしらい、少量の昆布をトッピング。和テイストが香る、和食とイタリアン、フレンチのミックスレシピ。

こだわり3 落ち着いた雰囲気

自然と調和するシックでモダンな空間

天井が高く、ニセコの自然とマッチングするメインダイニング。ただ座っているだけで喧噪を忘れてリラックスできる。前面の総ガラス張りの窓からは、美しい羊蹄山が望める。冬になるとオープンスタイルの暖炉に火が灯り、身も心も芯からじんわりと温まる。

こだわり4 ワインにこだわる

セラーに揃う豊富なワイン

厳選された状態のよいワインを数多く揃え、楽しい食事のひと時を演出する。ワインリストからお気に入りを選んだり、ソムリエのマダムにおすすめを聞いたり、楽しみ方はさまざま。美しいグラスを揺らしながら熟成された芳醇な香りと色合いを眺め、料理とワインを心行くまで楽しみたい。

KAMIMURA
  • TEL050-5492-5233