旨みを引き出した佐賀牛・伊万里牛
「牛肉のすべてを知りたい」と精肉店でも修行した店主が厳選したA5ランクの佐賀牛と伊万里牛。販売店を限定して仕入れた肉は、店内の熟成庫で2週間ほどかけてじっくりと熟成する。時間の経過によって旨みと甘みが引き出された上質な牛肉の色身は、上品なピンク色だ。肉質は柔らかく、深い味わいで食べる人を魅了する。
食べ頃を見定める、職人の技
熟成した肉を、美味しくいただける最適な状態に仕上げるのが、同店の焼き方。肉の中心をほどよく温めるために、低温でじっくりと熱を加えたあと、300度という高熱の鉄板で表面を一気に焼き上げていく。表面はパリッと香ばしく、中はふんわりと柔らかく、旨味が凝縮された肉汁が滴り落ちる。
一粒の塩が味わいを引き立たせる
肉の風味を引き立たせてくれるのが、ペルーの高地で取れた岩塩と唐津の塩をブレンドした、同店オリジナルの「ごちそう岩塩」。肉に一粒だけ乗せると、熱で溶け出して肉の旨味が増す。創業以来守り続けられてきた醤油とたまねぎがベースの、ほど良い甘さが癖になる「黒だれ」と、さっぱりとした口当たりの「白だれ」も美味。
アットホームな、心地よいもてなし
「初めての来店でも常連の気分でくつろいでほしい。アットホームな空間で美味しく食べて、楽しんでもらい、また帰って来たいと思ってもらえる店にしたい」と、初代から受け継ぐ思いを語る店主。ゲストに対して、肉の逸話や最適な食べ方を紹介したり、豪快なフランベで目を楽しませるなど、思いを体現したもてなしが魅力だ。
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