客人毎のニーズに応えるもてなし
食材の好き嫌いや接待、記念日などの利用シーンについて、予約の時点で入念にヒアリング。「田無羅」のもてなしは客人を知ることから始まる。さらに席に着いてからも客人の食事のスピードや箸の進み具合、客人からのリクエストによって、予定していたコースの料理内容を変更することも。柔軟なもてなしこそが同店の魅力だ。
辛いだけじゃない、韓国の美味を堪能
「韓国料理といえば辛いというイメージが定着していますが、それはほんの一部。日本で知られていない現地の美味しいものを食べてほしい」と語る店主。例えば同店が自家製でつくっている「白キムチ」は辛さが控えめ。ほどよい酸味が肉料理に合う。また現地に習って、肉料理だけではなく野菜や魚料理も多く提供している。
「ケジャン(渡り蟹の甘辛炒め)」。数種のスパイスをブレンドしたクセになりそうな旨辛さと、あえてレアさを残した蟹の甘みが絶妙だ。
「チェーユ」と呼ばれる韓国料理。自家製の白キムチをゆで豚に包んで食す。ジューシーなハムのような味わいが人気。
長年の目利きで九州産の和牛を厳選。
佐賀牛、鹿児島の黒毛和牛など、その時々で状態の良い九州産の和牛を厳選。赤身の味わい、脂ののり具合、肉の食感などトータルなバランスで判断する。なかでも希少な牛の喉部であるロースは、口に入れた瞬間に溶けるような食感と甘味で人気の逸品。肉料理にはそれぞれに合う野菜料理や白キムチが添えられる。
さっと炙っていただくのが旨い「タン」。柔らかい肉にたっぷりに野菜を包んで、塩ダレでいただくのがおすすめだ。
長年、同店で不動の人気を誇る「テールの塩焼き」。箸でほぐれるほど柔らかく、旨味が凝縮されている。
酒が苦手でも楽しめる高級ドリンク
「お酒が飲めないお客様でも、食の場の雰囲気を楽しんでほしい」という店主の心遣いから用意された、ワンランク上のソフトドリンク。摘みたてのジャスミンを食べるかのように香り高い「ジャスミン茶」や、白ワインのような清々しい香りが漂う「ウーロン茶」など、こだわり抜いたドリンクはワイングラスで提供する。
重厚感のあるモノトーンの空間
モノトーンを基調とし、シックで高級感のある空間。韓国でよく見られる発酵食品づくりに欠かせない壺を店内に配し、モダンコリアンの雰囲気が漂う。店主との会話も弾むカウンターや、接待・記念日におすすめなテーブルの個室。大人数での食事にも対応できる掘りごたつ式の座敷など、利用シーンによって使い分けられる。
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