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【すし清 七五三】
◆七五三参り◆
11月15日に数え年で、3歳と5歳の男児、
3歳と7歳の女児が晴れ着を着て親子揃って
氏神様にお参りし、子供の成長を神様に
感謝しこれからの無事を祈ります。
七五三は、この年頃の子供の年祝いをする
古くからの風習に由来するもので3才の
「髪置き(かみおき)」、5才の「袴着
(はかまぎ)」7才の「帯とき」の祝いです。
「髪置」は男女児ともに行われた儀式でこの
日を境に髪を伸ばし始めました。
また男児は「袴着」で袴を着け始め女児は
「帯とき」でそれまで付け紐で着ていた着物から
帯でしめる着物にかえました。
つまり形式的にではありますが、七五三を終えて
晴れて一人前として扱われるようになったのです。
【すし清 人生儀礼】
◆帯祝いと安産祈願◆
子宝に恵まれたことを神様に感謝し、妊娠5ヶ月目の
戌(いぬ)の日に帯祝い(着帯の祝い)をします。
戌の日が選ばれるのは、犬の安産にあやかるためと
いわれ妊婦は赤ちゃんが岩のように丈夫に育ちます
ようにとの意味の込められた「岩田帯(いわたおび)」
をしめます。
そして母体の安全と赤ちゃんが無事に生まれること
を願って安産祈願をします。
◆お七夜(しちや)と命名◆
赤ちゃんの名前は誕生後七日目のお七夜に付ける
のが習わしです。
昔は誕生しても必ず無事に育つとは限らないことが
多かったためにお七夜は赤ちゃんの無事な成長を
確かめる大切な節目でした。子供が名付けられると、
それを半紙に書いて神棚に貼るのは名前を報告して
その家の名の継続を守護していただくという意味が
あります。
◆お宮参り◆
赤ちゃんが初めて神社にお参りして神様のご加護の
もと無事に誕生したことを感謝しこれからも健やか
に成長することを祈ります。
多くの場合赤ちゃんは母方から贈られた晴れ着を着て
おばあちゃんに抱かれ両親とともにお参りします。
男子は生後31日、女子は33日にお参りします。
(30日前後から100日を目安に気候のよい時期に
されるとよいでしょう)
-百日(ももか)参りとも-
お宮参りは赤ちゃんを氏神さまの氏子として認めて
いただく意味もあります。
◆お食初(くいぞ)め◆
生後100日目頃に大人と同じ食膳を用意して
赤ちゃんに食べるまねをさせます。
これには赤ちゃんが一生幸福に育ち食べる
ものに困らないようにとの親の願いが込め
られています。
お喰い初めのお料理のご注文は男の子と女子を
お申出下さい。
◆初節句◆
3月3日を女児の節句、5月5日を男児の
節句として祝いますが生後初めて迎える
節句を「初節句」といいます。
初節句には縁起物を贈答するなどして
赤ちゃんの健やかな成長を祝います。
◆入学・卒業・就職の奉告◆
成長に合わせた人生儀礼の他に生活環境が
変わる時も人生の大きな節目でありその節目
に神社にお参りしてご加護をいただき無事に
過ごせるよう祈念します。
◆成人式◆
男女ともに一人前の人間になったことを
公認される成人式の日に20歳になった
男女が氏神様にお参りして無事に大人の
仲間入りができたことを奉告し祝います。
◆神前結婚式◆
結婚は数ある人生儀礼の中でも最も晴れやか
な節目です。
神様のご神縁によって結ばれた二人が神様の
前で苦楽を共にして明るく楽しい家庭を築き
子孫の繁栄をはかることを誓い合います。
◆結婚記念日◆
夫婦ともども健康で仲睦まじく過ごせた
ことを神様に感謝し心新たにこれからも
二人で力を合わせ良い家庭を築いてゆく
ことを誓いお祝いする機会です。
結婚記念日を祝う習慣は元来西洋のもの
で我が国では、明治27年3月9日に明治
天皇、大正14年5月10日に大正天皇が
それぞれご成婚25年をお祝いになられ
昭和49年昭和天皇がご成婚50年をお祝い
になられしだいに民間でもならってお祝い
するようになりました。
この記念日には年数によって名称がつけら
れています。
夫婦の記念日は大切に・・
お祝いを・・・ゆっくりと外食で・・・!!
◆神葬祭(しんそうさい)◆
神道式で行われるお葬式のことを「神葬祭」と
いいます。
神葬祭は、神職を通じて氏神様に亡くなったことを
奉告する「帰幽奉告(きゆうほうこく)の儀」から
始まります。
一般的に、通夜(つや)といわれるものを通夜祭
(つやさい)といい「遷霊祭(せんれいさい)」を
行い亡くなられた方の御霊(みたま)を霊璽(れいじ)
-仏式の位牌-といわれる白木の「みしるし」に遷し
ます。
霊璽には零号(れいごう)-仏式では戒名-が記され
生前の名前の下に男では「命(みこと)」「大人命
(うしみこと」、女は「刀自命(とじみこと)」「姫
(ひめ)」がつけられ仮御霊舎(かりみたまや)に
安置されます。
翌日、告別式にあたる「葬場祭(そうじょうさい)」
が行われ次の日には「翌日祭」以後、十日ごとに十日
二十日・三十日・五十日祭それから百日祭が行われ
百日祭までを「霊祭(れいさい)」といい一般的に
は五十日祭をもって忌明(きあ)け-喪に服する期間
を終えること-とされそれまで遠慮してきた神棚の
おまつりも、この時から始めます。
五十日祭が終ると御霊舎(みたまや・仏式の仏壇)
におまつりします。
霊祭のあとは年祭(ねんさい)を行い亡くなられてから
満一年目に一年祭を、以後二年・三年・五年・十年祭を
行いその後は十年ごとに行います。
命日には、御霊舎から霊璽を取り出し故人の好物をお供え
しておまつりをします。
遺族や親類縁者が、互いに睦まじく元気で過ごしている
姿を奉告するとともにいつも守っていただいていること
に感謝します。
こうして、子孫の手厚いおまつりが続けられ五十年が
経つと「祭り上げ」といって亡くなられた方の霊は清め
られ神と祖先のもとに帰ると言われています。
◆61歳【還暦(かんれき)】◆
十干(じっかん)『甲(きのえ)・乙(きのと)
・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)
・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)
・壬(みずのえ)・癸(みずのと)』と、十二支
(じゅうにし)『子・丑・寅・卯・辰・巳・午・
未・申・酉・戌・亥』の組み合わせは60通りあり
自分が生まれた年と同じ干支(えと)がまわって
くるのはちょうど61年後になります。
干支が一巡して元に戻るというので、生まれ直す
という意味から赤い頭巾やチャンチャンコが贈ら
れます。
【すし清 年祝い】
◆61歳【還暦(かんれき)】◆
十干(じっかん)『甲(きのえ)・乙(きのと)
・丙(ひのえ)・丁(ひのと)・戊(つちのえ)
・己(つちのと)・庚(かのえ)・辛(かのと)
・壬(みずのえ)・癸(みずのと)』と、十二支
(じゅうにし)『子・丑・寅・卯・辰・巳・午・
未・申・酉・戌・亥』の組み合わせは60通りあり
自分が生まれた年と同じ干支(えと)がまわって
くるのはちょうど61年後になります。
干支が一巡して元に戻るというので、生まれ直す
という意味から赤い頭巾やチャンチャンコが贈ら
れます。
70歳【古稀(こき)】
中国詩人杜甫(とほ)の詩
「人生七十古来稀(まれ)なり」
という言葉からつけられました。
77歳【喜寿(きじゅ)】
喜の略字が七・十・七と
分解されることからつけられました。
80歳【傘寿(さんじゅ)】
傘の略字が八・十に
分解できることからつけられました。
81歳【半寿(はんじゅ)】
半という字が八・十・一に
分解できることからつけられました。
88歳【米寿(べいじゅ)】
米という字が八・十・八に
分解できることからつけられました。
90歳【卒寿(そつじゅ)】
卒の俗字「卆」が九・十に
分解できることからつけられました。
99歳【白寿(はくじゅ)】
百の字から一をとると
白という字になることからつけられました。
100歳【上寿(じょうじゅ)】
60歳の下寿、80歳の中寿に対するもの。
108歳【茶寿(ちゃじゅ)】
茶の字は十が二つと八十八とに分解され
合計が108となることからつけられました。
111歳【皇寿(こうじゅ)】
皇の字が白と王に分解され、白が99
王が(分解すると)十二ということで
合計111となることからつけられました。
◆厄年◆
厄年とは、災難や障りが身に降りかかりやすい
年のことこの年を迎えると神様のご加護をいた
だいて災厄が身に降りかからぬよう厄払いを
します。数えで男性は25歳・42歳、女性は19歳・
33歳が厄年にあたり、その前後を前厄・後厄と
いいます。
中でも男性の42歳、女性の33歳は大厄といわれ
ます。42歳をシニ、33歳をサンザンなどという
のは語呂合せのようですがこの年齢が肉体的にも
精神的にも大きく変化するので人生の折り目に、
神さまのお力によって厄を取り除く儀式を行う
ものと考えられます。
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